健康脳と心学問
18日(日)は恒例の健康経営セミナー。筆者のテーマは【脳を健康に育
てる心学問】。それをゲストにお招きした加藤俊徳先生が、脳画像診断か
ら裏付けされたお話をされ、受講者の皆様には相当な刺激があったようで
ある。
心(心構え・人性観含め)の在り方もそうだが、脳も交わる環境によって
育ち方が違う。個々の脳相は、一人一人の顔がそれぞれに個性があり特
長があるように、善くも悪くも個性がある。個性が違えば物事の見方・考え
方・捉え方もそれぞれ違うことになる。加藤先生が強調されていたが、歯科
医師(医師含め)100名いれば100通りの診断をすることになる。診断が
違えば治療法も違ったものとなる。患者も医師もはその事を理解できていな
い。健康と未病に対応できる歯科医師・医師は国の宝なのだが・・・
心の学問、即ち人間学が脳を健康的に育てることは間違いないようであ
る。敗戦以降、戦前の教育が全て否定され、人間学が社会的に隔離され
てきた後遺症が、世相が乱れに乱れ道徳が失われた現代社会。祖父母両
親が子々孫々を殺し、逆に子々孫々が両親祖父母を殺す大きな要因は
人間学が家庭生活から遊離されてきたことにある、といっても過言ではない。
人間復興こそが日本再生の要といえる。
座禅・咀嚼・適度な運動が脳をリラックスさせる【セロトニン】という神経伝
達物質を分泌させ、又、セロトニンの補充は食生活に委ねられている、とい
うの今や定説。脳は酸素を大量に消費して活性化するが、口呼吸では酸
素吸入量が少なく、脳の育成に悪影響をおよぼす。口呼吸の子供達が異
常な勢いで増えており、将来の病気予備軍、といっても過言ではない。今
後上述している医学の学問が深まれば、医療の在り方も変わってくるであろ
う。
善無畏
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント